IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第170話 華戦(はないくさ)<後編>
「どういう意味?一夏が可哀想?まるで、僕達が一夏を苦しめているように聞こえるけれど…。」『僕たちが原因で、一夏が可哀想?そんな覚えはない!』 一夏がISを巡る各国の政治的利益を得ようとする動きに如何に振り回されて道具の様にされたのか、IS学園の専用機持ちは、皆、知っている。 自分達のISの性能向上の代償に、どれだけ一夏という一個の人間としての人権がないがしろにされ、千冬がどれだけ怒りに震えながらもそれを抑え、悲しんでいたかも知っている。 ブルーティアーズの最初の改修時に、セ...