あれからの神無月の巫女、これからの姫神の巫女(十一)
ふたりは仲良くアメノムラクモ百合心中するに違いない――そんなふうに考えていた時代が読者(わたし)にもありました……(ノД`)シクシク…。想い出というのは何処に仕舞われているのでしょうか。「記憶」という意味合いでならば、もちろん脳でしょう。でも、何をしたか曖昧模糊としているが、だがなんとなく心地いい…そんな「気持ち」の集合体といった意味合いならば、ふさわしいのは胸の奥。同じひとが同じ時空に居合わせ、同じ体験をしたとしても想い出が食い違ってしまう。それは、気持ちに掛け違いが生じてしまったからではないでしょうか。神無月の巫女のスピンオフ漫画「姫神の巫女」(漫画・原作:介錯原案:姫神の巫女~千ノ華万華鏡~)の第十一回。電撃マオウ誌2021年3月27日発売の5月号掲載分。とうとう、本作の山場にして、宿命の二人の決定的瞬間...あれからの神無月の巫女、これからの姫神の巫女(十一)